11月6日の神奈川～東京西部の遠征の話｡
   神奈川県のスーパーを回る予定だったが、何故、吉祥寺まで来ることになったのかは別の日に記しているので割愛｡
　遠征前には、事前にナビへ新店とその付近の店舗を登録しています｡でも、吉祥寺は予定になかったので、コピスとアトレだけ登録してあるだけ｡周りに何があるのかまでは調べていなかった｡通りかがリに、左右に競馬場とビール工場(中央ﾌﾘｰｳｪｲ)を見たり、三鷹の森ジブリ美術館の姿をチラリ横目で見て、伊勢屋本店も見ることができたのはラッキーでした｡伊勢屋本店はウワサ通り、昼間っからたむろしている人がいるんだなあ｡タカダワタル的な人々ですね｡

　何回もこのブログで記しているように食彩賓館は若い頃、青果バイヤーでした｡よって出張といえば産地方面｡九州、北海道、長野、群馬など、どちらかというと自然が豊かな地域が中心｡よって、都会、特に東京はセミナー出席程度しか用事はなかったんです｡それでも、仕事で何回か訪れる機会があり、吉祥寺もかなり前に来た記憶がある｡もちろん電車なんだが、クィーンズ伊勢丹仙川店を視察するついで(例のｸｨｰﾝｽﾞニセ丹を目指していた時期)に、吉祥寺まで足を伸ばしたと記憶していた｡でも、仙川駅からだと明大前まで戻らなくちゃいけないから｢ちょっと寄る｣には離れすぎている｡そうすると、八王子へ行った時の帰りに寄ったのか?｡そうなると20年以上前か?｡
なんとなく、吉事寺へ来た目的を探りたくて、コピス訪問のあと、ぐるっと歩いてみた｡誰でもそうだと思うが、遠い記憶でも現地へ来ると前頭葉の前頭前野から当時の記憶が引っ張りだされるようです｡特に印象に残っていることは事細かに思い出が蘇る｡「海馬」くんの調子が良かった学生時代の記憶は特にそうだ(ただし学問分野除く)｡
吉祥寺駅南駅にあるユザワヤでないことは確かだ｡

もちろんロンロン(現アトレ)でもない｡

車を停めたコインパーキング付近を散策した｡
八幡宮前のマルエツ(プチ)ではない｡

KEYUKAの移転前の店舗を発見(現在はコピスへ移転)｡もちろん、専門分野ではないのでここも違うし、建物も比較的新しい｡

西友(吉祥寺)でもない｡

もちろんナチュラルハウスでもない｡

　吉祥寺サンロード商店街に来てようやく、大脳皮質が反応｡記憶の海から難破船が救出された｡当時、読んだ青年誌(マンガ)に｢吉祥寺｣という地名が出ていて、どんな街だろうかと出張のついでに来たんだ｡特に何も印象に残ることはなく、そのまま記憶の彼方に｡吉祥寺の街の記憶はないけど、｢吉祥寺｣という地名だけマンガの印象と一緒に残っていたのか｡
　そうやって考えると、ここ3年で3,000店以上のスーパーマーケットを訪問しているのだが、近くまで来ると｢ああ　ここ来た事がある｣と思い出すことができる｡普段はまったく思い出すこともないのだが、店の近くまで来て、次の角を曲がったところから見える店の外観風景が自然に予測できる｡実際に見る景色と変らない風景を蘇らせるのは食彩賓館の脳が発達した所為ではなく、｢フォトアルバム｣として残した写真のおかげだと思っています｡
吉祥寺に行った頃と比べると風景を記録することが多くなっています(当時はネガで今は記録媒体)｡後で整理する際に、その風景を再確認し、しっかりと「海馬」が働いて｢タグ付き｣で記憶させてくれる｡再訪問した時に、そのタグから、その当時の写真の風景を自然に引き出せるように思っています｡
　特に強い印象のある記憶というのは、それが古い記憶であっても容易に蘇えせることができる｡そのために、店舗訪問時は外観写真だけでなく、近所の風景写真も一緒に撮影するようにしています｡でも、実際は撮影した写真以外の風景も蘇ることがあるので、人の脳というのは本当にスゴイと思う｡
　
　食彩賓館はスーパーマーケットを訪問して、あれこれ記事というか記録をしていますが、これは、｢風景｣として脳に記憶したことを文字として記録することにより、さらに印象を残す目的もあります｡
吉祥寺の商店街を歩きながら、そんなことを考えていました｡
ああ　イカン　予定時間を大幅にオーバーしてしまった｡早く　阿佐ヶ谷へ行かなくちゃ｡
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